痛ってぇー!
2021年9月下旬。
定期通院、前回同様に血糖コントロールができてるから今のままで問題ないとのこと。でも、ここ一ヶ月通常時の血糖値が150超えで高めなため、持続型のインスリン量を7から8に増やしたことを伝えたところ、いいですよ、と即答。
安定するなら医師の指示よりも自分の感覚でインスリン量を変えていいとのこと。ただし、低血糖にだけは気をつけてと添えられる。
なお、夏よりも冬の方が運動量が減るため高血糖になりやすいそうだ。
そして帰宅。Dexcomがお腹に付けてるセンサーを交換しろ、とアラートがガンガン鳴るので夕飯後に取り付けていたセンサーを剥がし、新しいものを取り付けたところ、激痛が走る!
「痛ってぇー!」
取り付ける位置によって全然痛くないところと、めちゃくちゃ痛いところがあるようだ…。
今回はハズレを引いた、翌日までズキズキした。
なかなか痩せない…
入院時には5kg減った体重も、コロナの影響でテレワークが当たり前になり、週に一度くらいしか出社しない生活が続いたことであっという間にもとの体重に戻った。
1型糖尿病は血液の糖を取り込むインスリンが分泌されないため、その状態が続くと糖を吸収しないことで痩せる。であれば、インスリンを打たない、あるいは量を減らすことによって痩せるのではないか??ということで丸一日インスリンを打たない日を過ごしてみたところ、高血糖で体調を崩す…。じゃあ、次はもともとの食事から糖質(炭水化物)を減らそう、ということで食事制限してインスリンを打たなかったり、インスリンの量を減らしたり試したが、あまり効果がなく悩む…。
よく考えたら糖質を抑えたが脂質を抑えることを考えてなかったことに気付く。そして体重のことを考えるのをやめた…。糖尿病生活に慣れるまでしばらくは普通に過ごそうっと。
担当医や栄養士さんからは、血糖コントロールができてる状態で体重が変わらないなら今の体重がベストだと言われ納得。
天丼はやばい…
2021年8月中旬。
休日出勤した日、昼ご飯を食べに仲間と外に出るとコロナの影響も重なってほとんどお店がやっていない状態だったが、なんとか入れたお店で天丼と小うどんセットを頼んで食べた。
食べる前は血糖値が55を下回り、低血糖アラームが鳴り続けていたため食後にインスリンを打つことにしたが、食べ終わってオフィスに戻ると血糖値は300超えで急上昇。急いでインスリンをいつもの量で打ったが、しばらくしても血糖値が下がる様子もなくとうとう400超え…。
低血糖になるのが怖くて追加インスリンはせず、オフィス内でスクワットしたり歩いたりして少しでも上昇する血糖値を抑えようと運動した。
約1時間後にやっと300前後まで下がり、倦怠感や気を失いそうなほどの眠気は収まったが、そこからしばらく300台から下がることなく、そのため夕食も抜いたが翌日の朝まで200以上の状態が続いた。
天丼はやばい…。
いや、やばいのは小うどんとのセットか。
新型コロナワクチンの副反応と高血糖
2021年8月上旬。
新型コロナワクチン2回目を受けに会場へ向かう。基礎疾患扱いのため高齢者と並んで早めに予約ができた。周りの人やニュースなどで副反応が大変と聞いていたため、内心かなり怖がっていたところ、接種してから約16時間後にとんでもない寒気に襲われ38.6℃の熱が出る。ちなみにワクチンはファイザー製だ。
症状は強烈な寒気、関節痛、高熱とインフルエンザのような状態で、寝てるとベッドがギシギシいうくらい震えてなかなか寝付けなかった。
そんな状態でも食欲は通常時と変わらず、そのためインスリンの量もいつもと変わらず打っていたが、なかなか血糖値が下がらず高血糖状態が続いている…。
退院してからはじめて血糖値400を超えた。さすがにこのままではいけないと、持続型、即効型ともにインスリンの量をいつものプラス1、ときにはプラス2で調整してみたところ、なんとか200を行ったり来たりする状態になったが、通常よりも高血糖な状態が続いた。高血糖な状態が続くも低血糖になるのが怖くてプラス3以上の量にインスリンを増やすことができず、入院中に座学で学んだシックデイを意識した。
ワクチンの副反応が出てから2週間程度は血糖値が安定しない状態が続いたが、自然とワクチンを打つ前の状態に戻っていったため一安心。
抜け毛が気になる…
2021年7月中旬。
糖尿病と診断されて入院してから3ヶ月、なんだか抜け毛が気になる…。インターネットで調べても原因がハッキリしない。だが同じ糖尿病で退院してから数ヶ月後に抜け毛が気になる、といった書き込みを見つけたから、同じ境遇の人がいるんだと少し安心した。
寝ると枕にそこそこな量の髪の毛が付いてたり、風呂で頭を洗うと指にそこそこな量の髪の毛が絡み付いていたりととにかく気になる…。
抜け毛を気にしながら、運良く予約ができた新型コロナワクチンの1回目を受けに向かう。申し込み用紙にはじめて基礎疾患にチェックを入れて、自分の身体のことを再認識する。
2021年7月下旬。
定期通院で担当医に抜け毛について相談するも、聞いたこともないし医学的にそういった事象は証明されていないと告げられる。担当医より、しばらく様子を見てそれでもおさまらないようであれば皮膚科に行くように勧められる。そして今回も血糖コントロールが完璧だと褒められて調子に乗る。
後日、私の勤務先の会社でも産業医に同じ抜け毛のことを相談するも、やはり分からないということで誰も分からないという事態となった。
血糖値の分析と血糖コントロール
2021年6月中旬。
Dexcomをつけての生活にも少しずつ慣れてきて、常に血糖値の動きを見ながらどういった食事、行動をとったら高血糖になったり低血糖になるか、高血糖、低血糖の状態が自分の身体にどう反応するのか分析した。
個人差はあると思うが、血糖値が300近くになると倦怠感が出てきたりめちゃくちゃ眠くなるが、70を下回ると指が震えたり立ちくらみのようになり気分が悪くなる。
身体の調子でインスリンの量を決めてみたり、低血糖すぎたら食前ではなく食後にインスリンを打ったりと色々と試しながら血糖コントロールをやってみる。
インスリンの量が多すぎて血糖値が40台になったときは、めちゃくちゃ指が震えてきて貧血のような状態が続きかなり体調が悪くなったので、インスリンの量は想定する量にマイナス1した量を打つようにした。
2021年6月下旬。
定期通院でDexcomで収集した血糖値のデータをプリントして、それわ担当医と確認したところ血糖コントロールが完璧にできているとお褒めの言葉をいただく。色々と試したことを報告したところ、笑いながら驚かれる。もうDexcomがないと糖尿病生活は送れない。
1週間に一度、Dexcomはお腹に取り付けるトランスミッターを交換するのだが、なかなか手間がかかるのとそこそこ痛いのがマイナス…
書き忘れていたが、Dexcomをつけても朝、夕の12時間ごとにキャリブレーションといっていつものやり方で血糖値を測り、その値をDexcomのデバイスに手入力して数値補正を行う必要がある。そのため、指にプスプスする血糖値の測定は継続している。
ちなみにインスリンの針と血糖値を測る針はペットボトルに入れて、Dexcomのトランスミッターを取り付けるための針はビニール袋などに入れて病院に持っていくと、引き取って処理してくれる。