40歳すぎて1型糖尿病になりました。

1型糖尿病になって変わった生活を記録しました。

はじめての糖尿病生活。

入院8日目。

この頃には後輩②、③が入室してきて4人部屋は満員になっていた。いずれも年齢では先輩であろう男性で、後輩②は以前に入院していたらしく、看護師さんと親しく会話している。聞き耳を立てていたら別の看護師さんがやってきて、糖尿病についての座学を行うので所定の場所に向かうよう案内される。

座学では、糖尿病とインスリンのメカニズム、高血糖低血糖の状態で起きる身体への影響、適度な運動の効果と運動方法について学んだ。

 

入院9日目。

入院当初、2〜3週間の入院を告げられていたが、担当医に仕事の都合もあってなるべく早く退院したい思いを伝えたところ、3日後に退院できることになった。この頃には手際良く自分で血糖値を測って、インスリン注射を打てる状態にまでなっていたため、退院しても問題ないと判断してもらえたようだ。

 

入院10日目。

血糖値を測るための指へのプスプス、インスリン注射を打つためのお腹へのプスプスに慣れてきたことで気持ちに余裕が出たのか、これをずっとやり続けないといけないことに不安を覚え、どうにかしてこの負荷を軽減できないものかインターネットで調べたところ、お腹に取り付けることで血糖値を測り続けたり、少量のインスリンを定期的に投入し続けるデバイスがあることを知る。

 

入院11日目。

退院まであと一日、やっと帰れる。早く家に帰りたくてワクワクする。頭は悪くない方なので、糖尿病生活をどう送るべきか、カーボカウントインスリン・カーボ比、効果のある運動方法を調べて食事の際のルーティンを考えた。まずはじめたのは食後1時間以内にスクワット60回、脚の上げ下げによる昇降運動60回、腹筋60回、背伸び30回を1セットとして行う。

 

入院12日目。

担当医との面談。退院後の注意事項や月一度の通院、朝昼晩で打つベースとなるインスリンの量について説明を受ける。退院前にインスリンを定期的に投入し続けるデバイスをメーカーの方が説明してくれるというから、場所を教えて説明を受ける。現物を目にしたとき、あまりにもデバイスが大きく、これを常に身につけておくことを考えたら厳しいと判断し、導入しないことにした。そして無事に退院し、はじめての糖尿病生活がスタートしました。